【カウンセリング】相談内容は言えないけれど相談に乗ってください

相談内容は言えないんですが助けて欲しいんです…

心の悩み相談室にはときどき「自分の悩みは口に出したくないけれど、とても辛いので何とかして欲しい」というご相談が寄せられます。
今回はそんな心の悩みを打ち明けないままで解決したケースについてお伝えします。


初めてお便りします。

私には、考えるだけでとてもつらくなる秘密があります。
持ったまま誰にも言わずに死のうと思っていましたが、最近それ自体がつらくて。。。

吉野さんにお会いしても、相談内容は言えないままかも知れません。
そんなのっておかしいですよね?

そんな相談をしていいのかわからなかったのですが、まずは連絡してみました。

(Hより)
 

 

相談内容を相談できない相談者

こんなお便りを頂き、とにかく一度Hさんとお会いすることにしました。

実は、ときどき「自分の悩みを言おうとするだけでつらい。言いたくない」と言う方がカウンセリングのご相談をされることがあります。

それぞれご事情もおありだと思いますので、できる限りご相談者の意向に沿ってお話しています。
今回はそんな「相談内容を相談できない相談者」のお話です。

どんな風に解決していったか、についてお話します。

相談内容を聞かずにカウンセリングする方法

ご相談者さん(Hさん)は最初、すごく緊張されてらっしゃいました。
過去、カウンセリングを受けたときに事情が言えずいたことがあり、カウンセラーを困らせてしまった、と気に病んでおられたようです。
そこで「私は困ることはないし、無理に聞き出そうとはしません」ということをお伝えしたら、少し安心されたご様子でした。

しばらく本題とは違うお話をし、談笑するような雰囲気になりました。
そろそろかな、と感じたので、ゆっくりとこう切り出してみました。

「今日のカウンセリングでは、ご相談内容をお伺いすることはありません。ただ、その問題の周りのことをお伺いしたいのですが大丈夫でしょうか?」

「問題の周り…。はい。解決に近づきたいのでよろしくお願いします」

Hさんのご了承が得らたので、こんな質問を投げかけてみました。

「その問題を思い出したとき。どんな気持ちがしますか?」

思い出したとき、どんな気持ちがしますか?

「その問題を思い出したとき、どんな気持ち?」
この質問は、本人が問題を言えないときの対応として有効な方法のひとつです。
Hさんに対してこの質問を投げかけてみたとき、Hさんは少し戸惑いながらもゆっくりと答えてくれました。

「もう、イヤでイヤで…。隠れたくなります。」
「その隠れたがっている存在って、何歳くらいの子ですか?」
「小学校3年くらい。」
「ではその子はあなたに向かってなんて言ってますか?」

Hさんは目から大粒の涙を流しながら

「私は悪くないもん!」って。

相談ごとが言えなくても問題は解決できます

「私は悪くない!」と叫んでいる小学校3年生のHさん。

実はこの子自体を押さえつけ、無視し、ずっと放っていたのは。
ほかならぬHさん自身だったのです。

そのことを説明し、その子と向き合ってもらいました。

ご相談ごとを無理に聞き出さなくても、周囲のことについて伺うことで、問題解決の糸口をつかむことは可能です。

で。不思議なことに、問題解決してから
「実は私…。あ。言えちゃった」
ということもよくあるのです。

普段は思い出さないのに、ふとしたときにそのできごとやシーンが出てきて動けなくなってしまうことって誰にでもあることです。
どうしても問題解決できなかったり、肝心なときに出てきて困る場合は、よかったらご相談くださいね。

もちろん、ご事情をお伺いして、しっかりとその問題に向き合う方が解決しやすいです。
ですが、言えないからといってあきらめないでください。
あの手この手で問題の周辺を癒していきますので(^^)

問題解決のお手伝い。させてくださいね。


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